なぜ輸入住宅なのか?

 日本の木造建築は世界に誇れる正倉院、法隆寺が有り、今でも現存しております。 しかし、今の日本の住宅は耐久年数は20年から25年しか有りません。なぜなのでしょうか?

 それは昔の家は開放型の家なので構造材である木材の耐久性確保されているからであり、今の家は中途半端に気密断熱を施工して木材が蒸れ腐れているからなのです 。

 しかし、欧米の家も同じ木材の家が基本ですが、耐久年数は100年が当たり前です。しかも内外の温度差が激しいため完全に気密断熱をしております。

 この差は何なのか?日本も国をあげて省エネ、高耐久住宅造りに邁進しております。しかし価格、品質、快適性、デザインどれをとっても欧米の家造りの方が優れているのではないでしょうか?だからと言って欧米の家をそのまま輸入してしまって良いのでしょうか?

 弊社では日本の気候風土に合った輸入住宅にアレンジしております。質にもこだわり、ポートランド及びカルガリーより直で輸入しております。

高断熱・高気密住宅の基本概念

住宅に、求められている基本的な要素は、快適な居住環境、省エネルギー、住宅の耐久性です。
これを実現するのに必要なことは、高断熱・高気密・全室暖房・計画換気の4つです。


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快適な住環境

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快適な居住環境・空気環境の4つの要素は以下のことがポイントとなります。
(1) 暖房時は室温が20℃でも、壁や天井、床の断熱性が十分ですと、壁などの表面温度の低下も少なく冷幅射を感じません。そして人からの放熱量とバランスが良くなり寒く感じなくなります。冷房時はこの逆になります。 
(2)湿度が50%前後で維持されると極度の乾燥感もなく、湿潤感もなく快適です。 
(3)住宅全体の断熱・気密性が十分だと温度差による気流やすき間風などのいやな気流感も無く快適です。理想的な気流の速度は冬で、1秒当たりの気流の速度で0.08m~0.13m程度だといわれています。
(4)今、室内の空気環境の問題がクローズアップされています。人などから発生する二酸化炭素や室内の仕上げ材から発生する汚染ガスなどの排出のため、計画換気は今や住宅性能の一部として位置付けられています。
換気計画を立てることでこれらの問題も解決します。

高断熱・高気密住宅の住まい方

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せっかく高断熱・高気密住宅に住んでも、住まい方を間違えると住宅だけでなく人体にも悪影響を及ぼすことが理解できたと思います。ここでは今までのことを総まとめし。省エネの観点から正しい住まい方を説明します。


(1) 部屋ごとの温度差を作らない。(全室暖房)
(2) 常に換気をおこない汚染空気、水蒸気を排出する。
(3) 室内を開放的に使い、空気のよどむ場所を作らない。
(4) 開放型のストーブを使用しない。
(5) 個別の換気扇は計画換気に悪影響にならないよう逆流防止つきダンパー付きを採用する。


省エネの工夫として冬には日射熱量の利用と生活上の発生熱を利用する。


※主な生活廃熱は、冬の日射熱量で300kcal/hm2、夏は900kacl/hm2、人体の発熱量100kcal/h、電気の発熱量860kcal/kw、ガスの発熱量1100kcal/kg、


夏には軒、カーテン、ブラインド、南面の樹木などで日射を遮蔽する工夫をする。

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高断熱・高気密住宅のメリット

高断熱・高気密住宅に全室暖(冷)房、計画換気を取り入れた住宅はメリットがいっぱいです。

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